この地方と周辺都市について


◯ディグシード地方 フリーシナリオRPG"CardWirth"の舞台となる交易都市リューンからは約一週間ほど、碧海の都アレトゥーザ経由で船に乗り南下した先にある、"暗黒大陸"と呼ばれる異文明圏の端の端に築かれた西方文明圏の行き止まりの一つ。

南方の山脈地帯と西方の海峡のおかげで大規模な人の行き来が良くも悪くも出来ない地理的特性を持っており、このおかげで異文明圏とも細々とだが概ね平和なやり取りを行えている。

気候は概ね現代日本の信越地方と同じくらい。夏は30度を少し超え、冬は地方全体が雪に沈む。

通貨は交易都市リューンと同じ規格の「銀貨(sp)」。価値は1sp=100円程度。
大都市(この地方ならディグシード)に行けば銀行が存在し預金や銀行券の発行も出来るが、対応銀行が無い場所では役に立たない。
そのため、財が出来た場合や銀貨の価値すら保証しきれない場所(この近くならクリフィンスの向こうの異文明圏)に行く際は、大抵の場所で一定の価値が保証される宝石や貴金属にしておくことが推奨されており、「午睡亭」でも運営母体の商会経由で銀貨と宝石・貴金属の相互交換サービスを格安の手数料で扱っている。

◯海洋都市ディグシード 「暗黒大陸」と呼ばれる南大陸の北端にある港町で、辺境の宗主都市。
CardWirthの舞台である交易都市リューンのある西方諸国からは急ぎ足でも一週間はかかる。

開拓当時は厳しかった環境からか、冒険者をはじめとして人を街ぐるみで育てる文化があり、ここで育った者は「どこに出してもそれなりに活躍できる」レベルまでは大抵仕上がる。
しかし幸か不幸か「英雄を育てるような大事件」に見舞われることは滅多に無いため、さらに上を目指す冒険者たちは西方諸国へ旅立っていく事が多いとか。
(このため「英雄級(CardWirth換算レベル8以上)」の冒険者はこの地方にはまず居ない。酒場に冒険者を出場させる際の参考にしていただけると幸いである)

街の冒険者ギルドに所属する"街付き"の冒険者に優先して依頼が回されるが、その辺りの制限がゆるい(主に常設されている)依頼は「午睡亭」にも張り出されている。

◯豊穣都市アルトリッシュ 「暗黒大陸」と呼ばれる南大陸北部の山脈地帯・霊峰ドルゼの麓に広がる農業地帯。
肉・野菜・果物などの幅広い栽培のノウハウを持ち、近隣一帯の食を支える台所。
ここの食物は「安価だが価格相応かそれより少し上の安全と風味」が確保されており、特に葡萄は生・加工品・ワイン(特に白)のどれもが価格以上の価値を持つ一級品。

農作物を荒らす野生動物や泥棒の撃退、農作物や加工品の出荷の手伝い、そして山の中腹にある温泉地「憩いの街セイルハイランド」への護衛などが依頼として出ることが多い。

◯橋砦都市クリフィンス 「暗黒大陸」と呼ばれる南大陸の西側にある森林地帯と西方文化圏を区切る、高さのある海峡にかかった巨大な橋と、その両端を守護する関所の周囲に形成された境界の街。
両岸の関所によって管理された橋の上は文化的な緩衝帯となっており、交易や交流で賑わっている。
このため橋を「通り抜ける(両方の関所を通る)」には費用も手間もそこそこかかるが、「橋の上に行く(片方の関所のみを使う)」だけならそこまでの制限はない。
(なお、どちらかの地域の情勢が不穏になった時はこの橋は真っ先に封鎖され、衝突が避けられなくなった際は最悪橋を落とすことも常に選択肢に入れられている)

街が擁する「銀豹騎士団」は目に付く脅威は決して通さず、街中や橋上の治安を完璧に守る精鋭揃いだが、街の城壁の外の問題にまでは手を回しきれていないのが実情であるようだ。

未開部が多い森林地帯の調査や、そこで活動する者たちの護衛、さらに騎士団の目をかい潜ろうとする密輸品や不法越境者の摘発の手伝いなどが依頼として出ることがあるようだ。