舞台設定


◯冒険者の宿「渡り鳥の午睡亭(Migratories-Nap)」

CardWirthの舞台である西方諸国から南、暗黒大陸北方に僅かに広がる西方文明圏、その都市間を結ぶ「酒樽街道」の中間・分岐地点に居を構える旅の宿・兼・冒険者の宿。

西方諸国と船で結ばれているこの地方最大の港街「海洋都市ディグシード」
多種多様な農産物でこの地方の胃袋を支える山麓の街「豊穣都市アルトリッシュ」
狭い海峡の上で西の森林地帯とこの地方を区切る橋と関所の街「橋砦都市クリフィンス」

この3都市全てからおよそ「朝に発てば昼頃には着く」程度の距離で結ばれており、さらに敷地内で見つかった転送陣(古い人工洞窟に発見時に最低限の手入れをしたものでかなり狭い、外に出て1〜2分歩いた場所にある)を使えば、大荷物を持たない徒歩かつディグシードをはじめとした転送陣で結ばれた場所に限れば1時間程度で移動可能。


とある商会が拠点の移転で持て余していた倉庫・兼・休憩所を宿に改装したもので、3つの都市(間接的にならそれ以上)の依頼をここにいるだけで知れるため、広く浅く依頼をつまみ食いしたいという冒険者のねぐらとなっている。
(各都市には"街付き"の冒険者しか請けられない依頼もあるので一長一短だが)

旅の宿・冒険者の宿としてはかなり大きく、前庭含めた周囲の土地はかなりの広さがあり、危険な動物や魔物もめったに出ないため、訓練などにももってこい。酷使された建物は妙に年季が入っているが、それが良いと言う冒険者も多い。


一軒宿なので水道などという便利なものはないが、敷地内には手押しポンプ式の井戸があり、宿一つ回すには質も量も十分な水を使用可能。
並の人間ならば直で飲んでもまず害にはならないというお墨付きは貰っているが、その上で酒場の食べ物飲み物に使う水は殺菌消毒を徹底しており、食中毒の心配は無い。

小さな浴場も備え付けられており、1〜2人の入浴が可能だが、十分なお湯を沸かす手間と費用がかかるため週に1〜2回しか使われる事はない。
いつでも使えるのはタライ一杯程度のお湯を用意してもらい軽く汗を流す水浴び・湯浴みであり、それ以上に存分に風呂を味わいたい時は、浴場が常設されたチカクノ村に転移陣で行く事を勧められるだろう。


1階は酒場になっており、3都市間を行き来する冒険者や商人などがたむろしている。
定番の安飯は揚げじゃがと魚の唐揚げと白ワイン。遠くまで運ぶには面倒な食品をここで買い取っているらしく、郊外でありながら冒険者の宿としては適正価格である。

場所柄24時間来客の受け入れ態勢を整えているが、基本的には街道の利用者が食事に立ち寄る昼、特に商人が行き交う平日のほうが忙しく、朝や夜は所属冒険者をはじめとしたここで宿を取る者がちらほらと食事をするにとどまる。深夜は「一応開けてはいる」というだけで、最低限の人員しか起きてはいない。飲食物もぱっと出せるものしか出てこないだろうし、他の客も潰れた酔客程度しかいないだろう。

2階・3階の部屋はボロいが堅牢で、家具も中古の寄せ集めだが手入れが行き届いている。部屋数も無駄に多く、駆け込みで入ってもほぼ確実に泊まれるのがありがたい。


◯ロケーション

最初に入室した参加者は備考欄に必ずどこにいるかを記入して下さい。 迷ったときはとりあえず【酒場】に入っておきましょう。
(ロケーションの指定を行わなかった場合は【酒場】として扱います)

時間指定は基本的に入室時間と同一となりますが、いい感じの時間を指定したい場合、 「過去24時間以内であり」「その時間に同一ロケーションが使われた記録がない」状況に限り、 時間を遡ったシチュエーションとロケーションで入室することが出来ます。
(この場合は【酒場・前日昼頃】のように時間が分かる表記をして下さい)

また、ロケーションは参加者全員の同意があれば移動することが出来ます。
【酒場】【前庭】から【部屋】や【冒険】のような使用予約が必要なロケーションに移る場合、 多少ご面倒でも「街角の一風景」の専用スレッドに予約書き込みをしてから移動して下さい。
この際、ロケーション間の移動時間がかかる場合でもこれを無視して即座に開始できます。

【酒場】
一階にある冒険者の酒場。酒や料理を楽しめる。椅子はやけに頑丈で細かい傷が多い。部屋を取りたい時もまずはこちらへ。
ツケは原則として部屋を取っている状態かつ通常メニューでのみ可能。
(それでも代金が足りない場合はアイテムの買取や薪割りや水汲みなどの雑用で充当することも可能)
【前庭】
ちょっとした手合わせくらいは出来る前庭。片隅にや藁や廃材が積まれており、準備と片づけを自分でやるなら腕試しの的として無料で利用できる。

※以下のロケーションは「街角の一風景」の専用スレッドで開始時間と参加メンバーを予約すると使用出来る。このロケーションで使われている時は基本的には他の参加者が入室してはならない。
【部屋】
二階・三階にある部屋の一つ。一人部屋と二人部屋が多いが、フルパーティ対応の六人部屋も存在する。
【冒険】
宿外での依頼中の描写を示す。

◯施設専属NPC

▼ダドリー (通称:ダディ)
カウンター担当。外見年齢40代くらいの黒髪青眼髭面の身長2mはある筋骨隆々とした巨漢。
どんな料理や酒でも大抵は出してくれるし、無いものでも頼めばほぼ確実に取り寄せてくれる(前払いの上に割高だが)
厄介客の対処もお手の物だが、カーシャにだけは頭が上がらない。
「応、宿か飯か、それとも俺に用か?」「けどなぁかーちゃん……いや何でもねえ」

▼カーシャ (通称:かーちゃん)
ホール担当。外見年齢20代後半くらいの身長140pちょっとの小柄な金髪碧眼の美女。
普段は明るい笑顔を絶やさずテキパキ給仕をしているが、元ベテラン冒険者であり、 引退した今でも駆け出し程度なら束になってかかって来ても武器無しで容易く蹴散らしてしまう。
羽目を外しすぎた酔客、年齢の話題に深入りした者、ダドリーを悪く言った者は、 椅子ごと掴んで前庭まで投げ飛ばす酒場用必殺技「剛腕カタパルト」の餌食となる。
「あらいらっしゃい、こちらへどうぞ」「けども何もあるかい!ちゃんとおしよ!」

▼その他の従業員
ダドリーとカーシャ以外にもこの規模の宿をフル回転出来るだけの従業員はそろっているが、 ルームメイクやキッチンなどを主に担当しているため、冒険者がしっかり顔を合わせる機会は滅多にないだろう。

ちなみに従業員は全員、周辺都市の依頼を問題なくこなせる冒険者技能持ちでもある。
そのため多少羽目を外そうとも「同業ゆえの理解」で見逃してくれるが、 邪な意図を持って来店し、それを実行に移そうとした者は、 「どの街からも遠い一軒宿が平和である理由」を身をもって知る事になるだろう。
「雑な仕事はしませんよ、叩っ込まれてるんでね」「"接客"の"ご注文"だ!気合入れろォ!」